私のババコウ栽培① エクアドル原産のババコウが南伊豆で実る
2022年2月11日
ババコウ栽培のきっかけは横浜の果樹苗木の輸入業者から試作用として2本のババコウが私の所に入ったことです。昭和58年でした。伊豆半島の南の町村には全国に先駆けてキウィフルーツが栽培されていました。私の所もキウィを10aほど栽培していました。キウィの苗木を導入した業者は日本全国キウィが普及したことに味をしめ、柳の下の2匹目のどじょう狙いでババコウの苗木を配ったものと思われます。1年後、10数本配布した苗木のうち栽培に成功したのは私の所だけでした。ここから私はババコウと縁ができ、以後35年間栽培を続けています。南米エクアドル原産、ニュージーランド育ちの苗が南伊豆で育ち始めました。地面に接するような低い位置から着果して、大きな実が太い直幹の周りにびっしりと成りました。これは絶対面白いと翌年は1つのハウス全部をババコウに切り換えて栽培を始めました。高い苗木代を支払っての思い切ってのチャレンジでした。しかし、2年目のババコウは多湿の土壌を嫌って次々立ち枯れてしまいました。
ショックでしたが、奮起して私はもう一年栽培してみることにしました。日当たり、排水の良いハウスで、静岡県の新作物導入資金も利用して始めました。堆肥もしっかり入れ管理十分で見事にハウス全部ババコウがいっぱいなりました。